若いあなたに語る自然科学5 エネルギーの話(7)内部エネルギー
物理学の一分野である熱力学では内部エネルギーと言う言葉が使われます。内部エネルギーは核エネルギー、化学エネルギー、熱エネルギー等の総和と考えてよいと思います。
即ち

内部エネルギー=核エネルギー+化学エネルギー+熱エネルギー


です。
核エネルギーは核的な反応(核分裂、核融合、放射等)が起こる時に変化するものです。
化学エネルギーは化学的な反応が起こる時に変化します。
そして熱エネルギーは温度、圧力という環境条件が変化するときに変化します。
(熱エネルギーを内部エネルギーと同一とみなす考え方もあるようです。即ち、上記で言う熱エネルギーに化学エネルギー及び核エネルギーを加えたものを熱エネルギーと考えるか考え方です。しかし「熱」と言う意味は本来温度と関係したものと捉えられているので、熱エネルギーを温度に関係して変化するエネルギーという限定した意味で捉えた方がすっきりすると思います。)







(つづく)
by masaaki.nagakura | 2008-10-14 13:02 | 若いあなたに語る自然科学
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