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想うこと5 省エネルギーへ向けて(6)省エネルギー技術1
人類は自然の力をいろいろに利用して自らの存続、発展を追及している生命の中の種です。科学技術というのも自然の力をよく理解して、それを人類を存続、発展させようとする試みであり、行動です。自然の力を役立たせるというのは人間だけでなく全ての生命に共通です。たとえば植物は太陽の光や水や炭酸ガスを用いて光合成を行い、自分の身体を形成し、維持します。 また動物は植物を食べて自分の身体を形成し、維持します。また獣は自らの身体を動かすための足を作り、大地を走ります。鳥は羽をもって空を飛びます。これらの足や、羽は人間が人工的に作るいかなるロボットより巧妙に自然界の仕組みを利用できる構造に進化しています。人間が自然を役立てる仕方が他の生命と異なるのは自然界の配列状態を意識的に変化させる、あるいは維持することにより自然の力がよりよく役立てるように勤めているということです。
エネルギーを消費するというのは煎じ詰めれば、自然の配列状態を意識的に変化させ、あるいは維持するためです。(つづく)
by masaaki.nagakura | 2009-11-09 13:03 | 想うこと
想うこと5 省エネルギーへ向けて(5)省エネルギー3原則
省エネルギーというと、我々エンジニアの多くは、「いかにしてより少ないエネルギーで同じ効果を挙げるか」という科学技術的な課題として捉えると思います。しかし、その前に決して忘れてはならないことが二つあると思います。
ひとつは我々の身体的能力に係ることです。そしてもうひとつは生活様式です。
身体的能力というのは「我々の身体が寒暑に耐える力を持ち、高い運動能力を持つようにすること」が省エネルギーに向けての課題である、ということです。生活様式というのは(この身体的能力とも関係があるのですが)過度の冷暖房に頼らず、また必要以上に車に頼らない生活をおくる、また地産地消、使い捨てをやめる、過剰な包装を厭うなど省エネルギーに役立つ生活様式を心がける、ということです。
省エネルギーに向けての道筋は大変に長く、厳しいものと思います。上記二つの基本を伴わずに科学技術的な観点のみによって省エネルギーを進めても「人類の存続」は困難であろうと思います。そこで省エネルギーのために次の三つの原則がもとめられる、と考えます。
(1)身体的な能力の向上による省エネルギー化
(2)生活様式の省エネルギー化
(3)科学技術による省エネルギー化

これから人類の長く、熱い闘いが続くでしょう。
次からは上記の(3)科学技術による省エネルギー化について、考えたいと思います。
by masaaki.nagakura | 2009-11-06 13:11 | 想うこと