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想うこと2 心の座標系(8) 望む座標系
人は種々の欲望、願望、目標等を持ちます。これを「望む座標系」と呼ぶことにします。
これも敢えて分類すると次のようでしょうか。
(1)本能的望みの座標系:食欲、性欲、睡眠欲、寒冷回避、苦痛回避、安全等への望み
(2)経済的望みの座標系:収入、財産等への望み
(3)社会的望みの座標系
   :周囲の賞賛、友人、恋人、仲間、良い人間関係、企業の発展等への望み
(4)自己実現への望みの座標系
   :道徳的向上、宗教的向上、学問的向上、発明、発見等への望み
(5)人類愛による望みの座標系:世界平和、人類の幸福への望み
(6)生命への愛による望みの座標系:衆生済度、持続可能な社会実現への望み
by masaaki.nagakura | 2008-02-29 08:58 | 想うこと
想うこと2 心の座標系 (7)行う座標系
人間は種々の活動を行います。それらの活動における心の働きを「行う座標系」と呼ぶことにします。あえて分類すると次のようでしょうか。
(1) 遊ぶ座標系:遊戯、娯楽
(2) 働く座標系:生産活動、衣食住に関る活動等
(3) 創造する座標系:芸術的創作活動、科学的発明等
(4) 精神的鍛錬の座標系:瞑想、宗教的活動、道徳的活動等
(5) 肉体的鍛錬のお座標系:スポーツ、ダイエット、散歩、医療等
(6) 本能的な行いの座標系:食事、性行為、睡眠
(7) 闘う座標系:喧嘩、戦争、諍い
by masaaki.nagakura | 2008-02-28 19:27 | 想うこと
想うこと2 心の座標系(6)感じる座標系
人は喜怒哀楽の情があります。また歌や詩に感動したり、神秘的な感覚に打たれたりします。
これらを「感じる座標系」と呼ぶことにします。
人の感じ方は様々ですがあえて区分すると次のようになるでしょうか。
(1)受容的感覚の座標系:喜び、幸福感、許し、感謝、哀れみ、愛しさ
(2)拒否的感覚の座標系:不安、恐怖、危機感、拒絶、怒り、悲しみ、憎しみ、妬み、嫉み
(3)肉体的感覚の座標系:緊張感、リラックス感、性的快感、眠さ、安らぎ、驚き
(4)精神的感覚の座標系:神秘感、わび、さび、その他宗教的、芸術的な感動
by masaaki.nagakura | 2008-02-28 08:57 | 想うこと
想うこと2 心の座標系(5)想う座標系
以上で心の座標系として「選ぶ座標系」と「観る座標系」を挙げました。
次は「想う座標系」と言うことでお話します。
人が「想う」と言う場合に何種類もの思い方があります。
その想い方を座標系として捉えると次があります。
(1)空想の座標系:夢、ビジョン、妄想
(2)推定の座標系:過去、現在、未来に関する推定
(3)真理探究の座標系:科学、哲学、社会学、宗教等における探求
by masaaki.nagakura | 2008-02-28 08:46 | 想うこと
想うこと2 心の座標系(4) 観る座標系
以上では人は何かを選択する際に心の中に何らかの座標系を形成して選択するという話をしました。 
ここでは特に何かを選択する場合でなく、ただ漠然と、あるいは興味をもって何かを観る場合にも人は心の中に座標系を形成しているという話をします。
これを「観る座標系」と呼ぶことにします。
外界を観る場合の原初的な座標系は五感です。すなわち視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を座標軸とする座標系です。これを五感の座標系と呼ぶことにします。
視覚では色彩、明暗、形状、位置などが捉えれます。
聴覚では音量、音色、音程などが捉えれます。
嗅覚では臭いの質、強さ、臭いの良し悪しなど捉えられます。
味覚では甘さ、辛さ、苦さ、塩っぽさなど捉えられます。
触覚では感触、痛覚、冷熱などが捉えられます。
ここで判るようにこれら五感はそれぞれが座標系を形成します。
例えば視覚は色彩、形状、位置と言う座標軸を持つ座標系を形成します。
更にこの中で例えば色彩は青、赤、黄の度合い、黒白の度合いなどを座標軸とする座標系を形成します。
このように人が外界を観る場合には五感を座標軸とする座標系を形成しますが、それらの座標軸(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)はまたそれぞれに座標系(視覚であれば色彩、明暗、形状、位置などを座標軸とする座標系)を形成します。 更にその座標系の座標軸もそれぞれに座標系(色彩であれば青、赤、黄の度合い、黒白の度合いなど)を形成します。
このように五感による座標系は多層構造を持っています。
なお、このような多層構造は五感による座標系に限るものでなく、心の座標系一般に言えるようです。このことについては後に検討します。

観る座標系として五感の次に現れるのが「観ているものが何であるのか」と判断するための座標系です。これを「パターン認識の座標系」と呼ぶことにします。
例えばりんごを観てそれをりんごと判断します。目で見て判断する場合には色や形で判断します。このようにパターン認識の座標系は対象を五感の座標系で観た後に働きます。

人に出会って名前が思い出せないことがあります。この場合「確かにあの人だ」と言う形でパターン認識は出来ているのですが、名前という言語表現に結び付けられないという状況です。

そこで人間はパターン認識の後に言語化というやり方で対象を位置づけようとすると考えられます。 この言語化による観方を「言語化の座標系」と呼ぶことにします。

更に人間は複数の対象の間の関連性を捉えようとします。それは例えば物の構造であったり、社会的関係であったりします。 このような捉え方を「関連付けの座標系」と呼ぶことにします。

以上で「観る座標系」として次う挙げました。
(1)五感の座標系
(2)パターン認識の座標系
(3)言語化の座標系
(4)関連付けの座標系
by masaaki.nagakura | 2008-02-22 09:01 | 想うこと
想うこと2 心の座標系(3)選ぶ座標系
「心の座標系」の有様を観るために見合い結婚を例に取りましたが、人が何かを選択する場合例えば「進学校を決める」、「就職先を決める」、「旅行先を決める」、「食事をする場所を決める」その他もろもろの選択において人は意識的にしろ、無意識的にしろ、評価し選択するための座標系を築いて、それにより選択していると言えるでしょう。

人は日常生活においても絶えず自らの行動を選択しています。
「朝食は何をつくる」、「トイレに行く」、「衣類は何を着る」、「今日は暖房をするか否か」、「何を買うか」等等です。
このような場合でも、人は何らかの座標系をもって選択しています。

例えば主婦あるいは主夫が朝食を作る場合には「冷蔵庫に材料があるか否か」、「自分が食べたいか否か」、「家族が食べたいだろうか否か」、「限られた時間で出来るか否か」、「栄養としてバランスが取れているか否か」などを座標軸とする座標系により判断して朝食に何をつくるかを決めます。

非日常的な行動にしろ、日常的な行動にしろ自らの行動を選択している背景にこのような座標系があります。

このように何かを選択する際に形成される座標系を「選ぶ座標系」と呼ぶことにします。
by masaaki.nagakura | 2008-02-20 13:01 | 想うこと
想うこと 2 心の座標系(2)結婚相手を選ぶ話
心にある座標系をわかりやすく観るために結婚相手を選ぶ場合のことを考えて見ましょう。
恋愛結婚というのはかなり複雑な要素が混じるので、見合結婚の場合を想定します。
典型的な見合結婚は先ず見合いの相手を選ぶことからはじまります。相手の写真や経歴書をもらい、時には興信所を使って相手に関する調査をして「年齢は合うか、容姿はどうか、背丈はどうか、学歴はどうか、勤務先はどうか、家柄はどうか」などを知って見合いをするかどうかを決めます。ここで「年齢、容姿、背丈、学歴、勤務先、家柄」はそれぞれが相手について知るための座標軸で、それらの座標軸の全体が集まって構成されるのが座標系です。

この座標系の中で相手を位置づけ、次いで総合的な価値判断がなされて、見合いをするか否かが決定されます。

この価値判断というのはどのようになされるのでしょうか。
簡単のために見合いの相手として妥当か否かを相手の年齢のみで決めるという場合を考えて見ます。

見合いの相手を評価する価値が相手の年齢に関係していることを数学の表現を借りて表すと Φ=F(X1) となります。 ここでX1は年齢でΦは価値です。F(X)と言うのは年齢X1の関数ということでΦ=F(X1) というのは価値が年齢に関係しているということを意味しています。
ここで価値Φというのは人間の心の中では通常数値化されて捉えられているものではありません。その年齢が許容できるか出来ないかというような感覚で捉えているものです。そこで例えば許容できるが1、許容できないが0としておけば一応の数値化ができます。
例えば26歳の女性が見合い相手の年齢を評価するのに1才年下から8歳年上まではOK、それ以外は不可と考えていたとすれば、F(24)=0、F(25)=1、F(26)=1・・・F(34)=1、F(35)=0と言うことになります。

以上の考え方を年齢以外の座標軸に拡張すると見合の相手を判断するための価値Φを次の式で表せます。
Φ=F(X1,X2,X3、X4,X5,X6)
ここでX1=年齢、X2=容姿、X3=背丈、X4=学歴、X5=勤務先、X6=家柄

上の式は価値ΦがX1,X2,X3、X4,X5,X6により決まるという意味を表しています。
上記の年齢の場合と同様にΦを見合OKの場合に1、見合NOの場合に0としますと、F(X1,X2,X3、X4,X5,X6)はX1~X6の有り方により1か0の値をとります。

関数F(X1,X2,X3、X4,X5,X6)はその価値を判断している人の見方により決まってくるものです。

さて見合が成立したとして、その後結婚に至るか否かはまた別の要素が効いてきます。
私は見合を14回やりましたが、私の場合には大体3回くらい会うと、いけそうか、いけそうでないか(結婚してよさそうかどうか)が決まってきました。こちらが一方的にというよりもお互いにそのような感覚が出てきました(と思っています)。

そのような場合にはどういう座標系が現れてくるのでしょうか?
明らかに言えるのは見合するか否かを決めるときに比べて極めて感性的な要素が効いてきます。 例えば「共感できるところがあるか、一緒にいて疲れないか、笑顔が和めるか、しっくりするか、一緒にやっていけそうか・・・・・などなど」です。
これらは結婚しようか、どうしようかと判断しようとする際に働いてくる感性的な座標系です。

このような座標系は多分個人によって大分様相が異なっているでしょう。
例えば私のある先輩の場合はデートの際に動物園にいったところ、何かの鳥のところで相手の女性が「ペリカン目、何々鳥」という看板を見て「ペリカン目ってペリカンのような目をしていることかしら」と言ったので大笑いをしてそのとき「この人なら一緒にやっていけそうだ」と思ったということです。 この場合は彼女の無邪気さ(悪く言うと無知さ)に魅力を覚えたということでしょうか。
もし、その先輩が理知的な女性に魅力を感じていたとすると「このような無知な人では?」と思い、この結婚は成り立たなかったでしょう。

以上の要点を言いますと次のようになります。
(1)見合をするか否かの選択、そして次に結婚するか否かの選択に際して、判断ための座標系が心の中に形成され、それを基に判断をする。
(2)見合をするか否かの選択では年齢、容姿(写真写り)、背丈、学歴、勤務先、家柄等が座標軸とされる。これらの座標軸は世間で一般に問題にされるもので、いわば社会化された座標軸です。あるいは理性的な座標軸です。
(3)デートを何回か続ける中で結婚するか否かを決めるのは、「一緒にやっていけそうか」などより個人的で感性的な座標軸が形成され、それに基づいて判断がなされる。
by masaaki.nagakura | 2008-02-13 08:56 | 想うこと
想うこと 2 心の座標系(1) はじめに
これから「人の心」についての話をしていきたいと思います。
「人の心」がどんなものであるかはいつの時代で絶えず問題にされ、探求され、語られてきたことですし、これからも問題にされ、探求され、語られていくでしょう。 詩、宗教、道徳、哲学、文学と言うのも人の心を表現し、理解し、変革していこうとするところに最大の主眼が置かれてきたと思います。
私もまた常に人の心と言うものがどのようであるか、どのようにあれば良いのかを絶えず考えてきました。そして近頃「人はそれぞれ自らの心の中にいろいろな物事を感じ、観そして判断するための座標系を築いている。」という考えに思い至りました。この考え方を基にすると人の心の謎がかなり解けるような気がしております。
これから何回か、この考え方についての話をしてみたいと思います。

ひとつの現象を捉えるのに人により随分異なった見方をするようです。
そこで意見の相違というのが頻繁に生じてきます。
親しい友人であっても、夫婦であっても、兄弟であっても、仕事の同僚であっても意見が常に一致するということはないと思います。
特に一緒に仕事をしたり、生活をしたりしている中で、その意見の相違が時には反目や諍いに発展することもあります。
意見の相違を不毛な反目や諍い発展させないためにはお互いに相手がどのように観て、どのように感じているのがを理解することが非常に重要です。
人の観方や感じ方を理解するために「その人の持つ心の座標系がどのようなものであるか」を捉えようと試みることが大変役に立つと思います。
「心の座標系」とは「意識の座標系」と言っても良いと思います。

本来「座標系」というのは数学や物理学でよく使われるもので、点の位置を表す、線や面や立体の形を表す、物の運動を表すなどのために必要なものです。
例えば物理的にはこの宇宙における点の位置は3次元で表せるとされています。地球上の点の位置は経度、緯度、標高という3つの数字で表せます。このように3つの数字であらわせるので3次元と言うわけです。 地上における位置というのは経度と緯度という2つの数字で表せるので2次元です。 線の上の位置、例えばマラソンのコースがあるとしてそのコースのどこにいるかは出発点からの距離が何kmであるかで表せるので1次元です。

それでは人の心の座標系というのは何次元でしょうか。
人の心の座標系の次元の数は決まったものではないと言うのが良さそうです。
非常に多くもなり、少なくもなりまた無念無想というようにゼロにもなり得るという極めて柔軟な構造を持ったものと捉えておきましょう。

以上がこれから話そうとすることの緒言ですが、漠然としてさっぱり判らないかも知れません。
これを書いている本人も漠然と書いているので読者が判らないのも無理はありません。
でもこのように書いていくことで何かつかめるものがあるに相違ないと予感しています。
御用とお急ぎでない方はお付き合いください。
by masaaki.nagakura | 2008-02-04 09:03 | 想うこと
小川町の人と自然 50 味噌の仕込み
毎年この頃の時期に味噌の仕込みをやります。
先ず薪火で豆を煮ます。
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豆が煮えたら挽き肉機で挽きます。
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次に挽いた豆を麹と良く混ぜて、それをボール状にして甕に放り込みます。
このときボールを甕の中に叩き付けるように放り込むのです。これは空気を抜くためと言われています。
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by masaaki.nagakura | 2008-02-01 08:56 | 小川町の人と自然