私の旅8 ベトナム紀行(7)まとめに替えてベトナムの詩
ベトナム紀行を終えるにあたり、ベトナム人の僧侶の作である詩を掲げます。
私は和紙の芸術家リチャード・フレイビンがこの詩を和紙に書いたのを見て感銘を受けたものです。
私のブログの「若い貴方に語る自然科学」シリーズの冒頭でも引用しましたが、再度ここに引用します。

題名:一枚の紙に雲を見る

もし、あなたが詩人であるならば、この一枚の紙の中に雲が浮かんでいることを、はっきり見るでしょう。
雲なしには、水がありません。
水なしには、樹が育ちません。
そして、樹々なしには紙ができません。
ですから、この紙の中に雲があります。
この1ページの存在は、雲の存在に依存しています。
紙と雲は、きわめて近いものです。
・・・・・・、。
『ビーイング・ピース』
ティク・ナット・ハン
ベトナム生まれ。(1926年ー)僧侶
フランス在住


(この詩の文章は伊豆の温泉旅館「落合楼」を経営する村上昇男さんのブログから引用させていただきました。)

ベトナムには活気と共に危うさも潜んでいると思いました。
でも、この詩の心をベトナム人が感じている限り、ベトナムの未来は明るく開けるでしょう。
そして、世界中の人がこの詩の心を感じている限り、地球の未来も明るく開けると思います。
by masaaki.nagakura | 2009-03-23 13:02 | 私の旅
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