水の分子が次のような構造を持つことを話しました。
水の分子はお互いに水素結合と言う形で結び合うことが出来ます。
このような結合が起こるのは水の分子の4面体構造の中で水素がある2つの頂点の部分はプラスの電気を帯び、他の2つの頂点がマイナスの電気を帯びているためにそれらのプラスの部分とマイナスの部分が引き合うためと考えられています。
ひとつの水の分子は下図のように4つの水素結合を持つことが出来ます。
この水素結合は水分子の中の酸素と水素の結合(共有結合)ほど強力ではないですが、普通の無極性の分子(分子にプラスとマイナスの部分を持たない分子)の間に働く力(ファンデルワールス力と呼ばれます)に比べて相当強力でこれがために水は他の分子に比べて特異な性質を持ちます。