エコデザイン㈱の紹介 その5 石英3重管式オゾン発生器の誕生
 超高濃度オゾン水生成装置は全く売れないばかりかほとんど見向きもされない状態でしたが、この超高濃度オゾン水生成装置の開発で大きな副産物がありました。それは石英3重管型の放電管を用いたオゾン発生器です。超高濃度オゾン水生成装置用のオゾン発生器としては当初、他社の石英2重管型放電管によるオゾン発生器を用いる予定でした。当時の当社のオゾン発生器はステンレス管と鉛ガラス管を組み合わせたものでオゾン発生量も少なく、クリーンでも無かったので半導体向けの超高濃度オゾン水生成装置には全く不向きであったかからです。
 ところで石英2重管型のオゾン発生器は大変高価であり、当社がオゾン水生成部を如何に安価に作っても、オゾン発生器とオゾン水生成部を組み合わせたオゾン水生成装置は大変高価なものになります。 そこで自社で石英管を3重管構造とした放電管を製作し、性能を試したのですがオゾン発生量はステンレス管と鉛ガラス管を組み合わせた放電管に比べてかなり劣っていて、その実用化は棚上げとなっていました。
 そのときあるハプニング(?)が起こりました。当社がオゾン発生器用の電源を購入していたA社が倒産していまったのです。これはまいったと思ってた丁度その頃P社より同社が扱っている電源の紹介がありました。早速取り寄せてステンレス・鉛ガラスの放電管に使って見ましたが、大した性能は出ませんでした。その電源の採用はあきらめようかと思ったとき、一緒に実験をしていた長男が「石英の放電管に試したらどうか」、と言うのでダメモトと思ってやってみると意外や意外、これがとっても性能が良さそうなのです。詳細にオゾン発生量を調べると酸素原料で1時間あたり軽く5gは出てます。今までがせいぜい1~2g程度でしたからこれは大変大きな飛躍でした。
 更に放電管が石英であることはクリーンであり、半導体にも使えるということを意味します。
 早速この電源と石英管式放電管を組み合わせて、オゾン発生器を製作し、超高濃度オゾン水生成装置に適用したところ、100ppm以上のオゾン水の生成に成功しました。
 そのようにして出来た超高濃度オゾン水生成装置は期待に反してほとんど反響がなく、落胆させられたのですが、気を取り直してみると石英3重管式のオゾン発生器が残っていました。これを製品化したのは2002年の初夏、エコデザイン株式会社を設立してから2年余の年月が過ぎ、当初の資金もほとんど底をついていました。
 このオゾン発生器を研究開発用オゾン発生器として当社のホームページで宣伝しましたら、最初京都大学に、次に筑波大学に購入していただき、当社の行方にもようやく曙光が見えてきました。(つづく)
by masaaki.nagakura | 2005-05-26 22:11 | エコデザイン㈱の紹介
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