イタリア紀行(6)ボローニャ大学(空想編)
今日はボローニャ大学(Università di Bologn)に来ました。
向こうから学生たちが走ってきます。日本から来た私を歓迎してくれているのかな!(というかこれはボローニャ大学のホームページのトップの写真です。) このラフな格好は日本の学生と大差ないようです。
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ここは何といってもヨーロッパ最古の大学で「母なる大学」ともいわれるとか。
1088年創立で、こんな1350年代の講義風景の絵が残っているということ。
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今の大学と服装は無論違うのですが、更に違うのは大学の運営者は学生たちであって、教授は学生たちに雇用されていたということ、そして大学の固有の建物というのはなくて教授の家やおそらくは貴族の館が講義室として使用されていたという事です。 
現在のボローニャ大学は建物もあり、また運営権は大学側にあるという事で、現在の日本の大学と同じです。一方「ボローニャ紀行」によれば日本の大学と非常に違う点があります。入学試験がなくて1000ユーロ払えば入学できるという事です。その代り大学に入るには高校卒業資格が必要でこれが結構難問ということです。 またボローニャ大学に入学しても卒業するには多くの単位取得試験に合格する必要があり、これがまた相当難しいという事です。

次はボローニャ大学の現在の講義の風景。この席がまばらな感じなど日本の大学にもありそうな風景です。
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ボローニャ大学からはかってダンテ、ガリレオ、コペルニクス(この順に顔写真)などルネッサンス初期の大物が続出しています。
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現在のボローニャ大学の教授には教授紹介のサイトで会えます。
女性の教授(たとえばこの人)が多いのに驚きますが、大学のアピールの意味で主に女性教授に登場してもらっているのかも知れません。

次は卒業式の風景と思われます。(これも大学のホームページから)
学生たちの背後にはやや古風な大学の建物が見えます。
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ここからまた未来のダンテ、ガリレオ、コペルニクスが巣立っていくのでしょうか?
by masaaki.nagakura | 2013-07-04 21:57 | イタリア紀行
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