想うこと7 良き未来に向けて(12)近代の思想家達
 旅の話を終え、また「良き未来に向けて」の話に戻ります。
 これまで、ルソー、アダムスミス、マルクスなど近代の思想家の話をしてきました。このような思想家の事を考えるの確かにこれらの人たちが、近代の進んでいる方向に大きな影響を与えていて、未来を考えるためにはこれら、近代に大きな影響を及ぼしている思想家たちの思想が何であり、それがどのような問題を含んでいるかを反省する必要がある、と思うからです。
 というのも「私たち人間の多くはその時代の考え方に深く影響されており、知らず知らずのうちにそれらの考えに束縛されて、自由な発想ができなくなるようにされている」と考えるからです。
 特に近代社会は教育制度なるものを普及させましたが、その教育で教える考え方はそれらの思想家達の考えをベースにしているものが多く、それゆえ私たちの思考も根底で、それらの思想家たちの影響を深く受けています。
 「良き未来」について考えるには一度近代の思想家達の束縛から自らを解き放って、自由な発想ができる姿に戻っていることが重要と思います。
 さて、ルソー、アダムスミス、マルクス以外に近代に大きな影響を与えた思想家達は実に多いのですが、代表としてまず近代哲学の父と言われるデカルト、進化論のダーウイン、ニヒリズムのニーチェ、精神分析のフロイドについて考えてみます。
 なお、私はこれらの人たちについてそれほど深く研究したわけではありません。
 ただ、それらの人たちの思想を振り返り見ることが、自らの束縛を少しでも軽減させるのに役立つのでないかと考えるのです。
by masaaki.nagakura | 2011-09-03 09:21 | 想うこと
<< 想うこと7 良き未来に向けて(... 私の旅11 小川町周遊 >>