想うこと5 省エネルギーへ向けて(6)省エネルギー技術1
人類は自然の力をいろいろに利用して自らの存続、発展を追及している生命の中の種です。科学技術というのも自然の力をよく理解して、それを人類を存続、発展させようとする試みであり、行動です。自然の力を役立たせるというのは人間だけでなく全ての生命に共通です。たとえば植物は太陽の光や水や炭酸ガスを用いて光合成を行い、自分の身体を形成し、維持します。 また動物は植物を食べて自分の身体を形成し、維持します。また獣は自らの身体を動かすための足を作り、大地を走ります。鳥は羽をもって空を飛びます。これらの足や、羽は人間が人工的に作るいかなるロボットより巧妙に自然界の仕組みを利用できる構造に進化しています。人間が自然を役立てる仕方が他の生命と異なるのは自然界の配列状態を意識的に変化させる、あるいは維持することにより自然の力がよりよく役立てるように勤めているということです。
エネルギーを消費するというのは煎じ詰めれば、自然の配列状態を意識的に変化させ、あるいは維持するためです。(つづく)
by masaaki.nagakura | 2009-11-09 13:03 | 想うこと
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